電話リレーサービスとは

説明動画

サービスについて

サービス図

電話リレーサービスとは、聴覚や発話に困難のある人(以下、きこえない人)と、きこえる人(聴覚障害者等以外の人)との会話を通訳オペレータが「手話」または「文字」と「音声」を通訳することにより、電話で即時双方向につながることができるサービスです。

24時間・365日、双方向での利用、緊急通報機関への連絡も可能となります。

聞こえる人へ篇 動画

サービスの制度について

令和2年6月、「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律(令和2年法律第53号)」が制定(同年12月1日施行)され、公共インフラとしての電話リレーサービスが制度化されました。

電話リレーサービスの提供は、法律に基づき、電話提供事業者の負担金からなる交付金により賄われる交付金制度で成り立っています。多くの電話提供事業者は、この負担金を、「電話リレーサービス料」という形で、電話の利用者の皆様にご負担いただくことになります。

当該法律に基づき、総務大臣が全国で1者指定する電話リレーサービス提供機関が、電話リレーサービスを提供する業務を行います。同じく、総務大臣が全国で1者指定する電話リレーサービス支援機関が、電話リレーサービスの提供の原資となる交付金の交付や負担金の徴収業務などを中立公正に行います。(制度の詳細はこちら

登録者数

14,026名(令和5年10月末現在)

利用シーン例

電話リレーサービスは、きこえない人ときこえる人が、相手とすぐに連絡をとりたい場合の手段として活用いただけるサービスです。双方向で電話をかけられるため、コミュニケーションが活性化します。

きこえない人にとっての使い方・・・☆
きこえる人にとっての使い方・・・★

緊急通報機関への連絡 イメージ

【緊急通報機関への連絡】
☆緊急時、110、118、119へ
かけることが可能です。

病院の予約・連絡 イメージ

【病院の予約・連絡】
☆急に体調が崩れた時も、スムーズに病院へ連絡可能。病院に電話番号をあらかじめお知らせしておくことで、病院からの連絡を受けることも可能です。
★病院側からも、状況確認などのために電話で連絡することが可能になります。

仕事の相手先との連絡 イメージ

【仕事の相手先との連絡】
☆仕事の相手先に電話で連絡して相互にやりとりすることが可能です。相手先からの連絡を電話で受けることもできます。
★仕事の相手先からも、電話で連絡することや、折り返しの電話をかけることもできます。
★自治体や企業の皆様へ <こちらを読む>

店舗の予約・連絡 イメージ

【店舗の予約・連絡】
☆ケーキの注文など、詳細な依頼がリアルタイムで可能に。
★店舗・レストラン側も着信履歴から、発信者番号が分かり、確認不足の点をすぐに折り返して確認できます。

学校や塾からも連絡 イベント

【学校や塾からも連絡】
★子どもが学校で体調を崩した時も、学校や塾の先生から、すぐに保護者へ連絡が可能に(保護者はサービスから付与された電話番号を事前に学校側へ伝える必要があります)

家族・友人からも連絡 イメージ

【家族・友人からも連絡】
☆話したいときに、電話で連絡することが可能になります。事前に電話番号を知らせておくことで、家族や友人から電話してもらうことも可能になります。 
★家族や友人の側からも、事前に電話番号を聞いておくことで、電話で連絡することが可能になります。

ほかにも、銀行やクレジットカード会社への問い合わせ、宅急便の再配達など、さまざまな場面で電話リレーサービスを活用した速やかなやりとりが可能となります。

きこえない人が電話リレーサービスに利用登録して付与された電話番号(050から始まる番号)を、連絡をとりたい施設や店舗、家族やご友人の方にご共有いただく、もしくは着信を残す(発信者番号が相手に表示されます)ことで、きこえる人からきこえない人へ、オペレータを通じて発信・折り返しの電話を行うことも可能となります。

利用料金

通話料は、電話をかけた人が負担します。料金負担は下記の通りです。

きこえない方が発信する場合

・月額料ありプラン ※通話料はいずれも1分あたり
 月額料1番号あたり 178.2 円(税抜 162 円)
 固定電話着 5.5 円(税抜 5 円)
 携帯電話着 33 円(税抜 30 円)
 緊急通報、フリーダイヤル 無料

・月額料なしプラン ※通話料はいずれも1分あたり
 固定電話着 16.5 円(税抜 15 円)
 携帯電話着 44 円(税抜 40 円)
 緊急通報、フリーダイヤル 無料

※月の途中から利用開始の場合、月額料は日割り計算されます。なお、初期パスワードを入力した日(初めてログインした日)から月額料が発生します。また、初期パスワード入力がない場合は、当財団が利用を許可した日より30日を経過した日をもって月額料が発生します。
※月の途中で料金プランを変更した場合、翌月1日より変更したプランが適用されます。
※利用料金は、月ごとの利用金額に、消費税率(10%)をかけた額を合算(1円未満の金額は切捨て)したものを、利用登録時に指定した支払方法で請求します。当財団へのお支払いとなります。

※支払方法は、「クレジットカード」「キャリア決済(docomo・au・Softbank)」「払込票(コンビニエンスストア・郵便局)」の3通りです。利用料金は毎月末締め、翌月10日に請求させていただきます。

きこえる人が発信する場合

電話のかけ先が、電話リレーサービスに登録している利用者(きこえない人)の場合は、特別な利用料は発生しませんが、IP電話(050番号)へ発信する際の電話料金が適用されます。IP電話(050番号)の通話料に関する詳細は、ご契約している電話会社(固定電話、携帯電話)へお問い合わせください。

提供機関・支援機関について

電話リレーサービス 提供機関

電話リレーサービスの提供主体となります。法律に基づき総務大臣が全国で1者指定します。令和3年1月、総務大臣は、「電話リレーサービス提供機関」として一般財団法人日本財団電話リレーサービスを指定しました。
詳細はこちら。

電話リレーサービス 支援機関

電話リレーサービスの提供の原資となる交付金の交付や負担金の徴収業務などを中立公正に行う機関です。提供機関と同様、法律に基づき総務大臣が全国で1者指定します。令和3年1月、総務大臣は、「電話リレーサービス支援機関」として一般社団法人電気通信事業者協会を指定しました。
詳細はこちら。

印刷物

基礎資料

(1) 電話リレーサービス:制度概要※令和4年度版(A4サイズ)
ダウンロードはこちら(外部サイト:総務省)

(2) 電話リレーサービス:制度・サービス概要(リーフレット)
ダウンロードはこちら

その他

(3) 電話リレーサービス:きこえない方向け登録案内(A4サイズ)
ダウンロードはこちら

サービス公式キャラクター

リレーちゃん

言葉のリレーをつなぐ、バトンを持ったオウムのキャラクターです