「仕事がドタキャン、おわびの電話」藤田菜々子さんの場合
わたしはこう使う「電話リレーサービス」
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このインタビュー動画は、AI音声付き拡張音声解説版です。
動画内は、聴覚障害者が手話でインタビューを受けており、字幕が付いています。
「インタビューシリーズ:わたしはこう使う『電話リレーサービス』藤田菜々子さんの場合」
「仕事がドタキャン、おわびの電話」
自宅リビングでインタビューを受ける藤田菜々子さん。
質問1「電話リレーサービスをどのくらい使っていますか?」
月4~5回だと思います。
質問2「印象に残ったことは?」
最初は、「文字通訳」の電話リレーサービスを利用していました。理由は、文字入力のスピードに自信があったからです。
でも、試しに初めて「手話通訳」の電話リレーサービスを利用したときに、「こっちの方が早い!」と気づきました。
なので、それからは「手話通訳」の電話リレーサービスを利用しています。
質問3「記憶に残るエピソードを教えてください。」
私は俳優業もしているんですが、たまに仕事先からキャンセルの連絡があります。
これまではメールが多く、文章で「すみません」とお詫びをいただいていました。でも、やっぱり文章だけだと相手の気持ちを掴むことまではできませんでした。
あるとき、気持ちを込めて電話をしてくれたことがあったんです。着信があった時、私は驚いて、おそるおそる電話を取ると、先方のお詫びの言葉を表情を込めて(手話)通訳してくれたので、相手の気持ちが伝わりました。
質問4「電話リレーサービスを使うようになって、何か変化はありましたか?」
これまで、いろいろな場面で(音声電話の)番号を書く機会がありました。
「電話をとれないのに何のために書くのだろう」と思いながら書くことが多かったんです。
でも今は、自分の電話リレーサービス用電話番号を持っているので、その番号を書いています。
「この番号に電話がかかってくるかもしれない」という責任感が芽生え始めました。
質問5「あなたにとって電話リレーサービスとは?」
電話リレーサービスは、人と人をつなぐために必要だと思います。
自分が普通の日本人で、一人の人間として、みんなと対等につながるために必要な存在だと思います。
「手話で、文字で、電話を通訳。電話リレーサービス」日本財団電話リレーサービスのロゴ。
連載:「インタビューシリーズ:わたしはこう使う『電話リレーサービス』」とは
「電話リレーサービスってどう使うの?」に具体的におこたえするドキュメンタリーシリーズです。
電話リレーサービスを使いこなす12名の利用者に焦点をあて、日々の生活のなかで電話をどう活用しているか、またそれにより訪れた変化などお伺いしました。おひとりおひとりの「電話リレーサービス活用術」を是非ご覧ください。
その他のインタビューは以下のリンクよりご覧になれます。(順次公開)
利用者インタビューシリーズ:わたしはこう使う「電話リレーサービス」一覧
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