<第2弾>利用者インタビューシリーズ:わたしはこう使う「電話リレーサービス」

「別にいらないと思っていた、電話リレーサービス」笠井賢一郎の場合

手話動画を含むコンテンツです 対象: すべての人
掲載日 : 2025年03月27日

わたしはこう使う「電話リレーサービス」

テキスト解説を読む

このインタビュー動画は、拡張音声解説版です。
動画では、利用者または関係者がインタビューを受けており、字幕と手話ワイプが付いています。

インタビューシリーズ:わたしはこう使う「電話リレーサービス」
「別にいらないと思っていた、電話リレーサービス。」
笠井賢一郎さんの場合

自営のカフェで、手話でインタビューを受ける笠井さん。

質問1:登録したきっかけは?
友人が使っているところを見て、いいなと思っていましたが、
SNSやメールもあるし、電話を頼める人もいるので、
いまのままで十分かなと、登録を後回しにしていました。
たまたまここで電話リレーサービスのイベントをやったときに、
「ついでに」登録してみました。

質問2:初めて利用した時のことを教えてください。
登録後すぐに、きこえる知人に電話をかけてもらいました。
きこえない友人からビデオ通話がかかってくることはありますが、
きこえる人からの「電話」は初めてでした。
電話をかけることはあっても
相手からの「電話を待つ」という経験はなかったので、
なんだか新鮮で、うれしかったのを覚えています。

質問3:特に印象に残ったことは?
あるお店に予約の電話をしたとき、
相手が電話の最後に「通訳おおきに」と言ってくれました。
通訳者にも気を遣ってくれる人なんだと思いました。
実際にお店に行ったら、電話と同じように
きこえに関係なく接してくれる素敵な人でした。
電話リレーサービスを使うことで、きこえない人や通訳のことを
知ってもらうきっかけになるといいなと思いました。

質問4:生活に変化はありましたか?
以前はきこえる両親や友人に電話をお願いしていましたが、
自分で電話できるようになったので、
行ったことのないお店を予約してみたりと、
行動範囲が広くなって楽しいです。
また、気を遣って電話をお願いする必要がなくなったので、
気持ちも楽になりました。

質問5:あなたにとって電話リレーサービスとは?
視覚障害のあるランナーにつく伴走者について
友人からきいたことがありますが、
電話リレーサービスはそれと同じように思います。
きこえない人の一歩後ろにいて
必要な時にフォローしてくれるイメージです。
一人では不安で行けないところや
諦めてしまうこともあると思いますが、
電話リレーサービスという伴走者がいるから
もっと挑戦したくなるし、どこにでも走っていける。
そんな頼りになる伴走者のように思います。

手話で、文字で、電話を通訳。電話リレーサービス。
日本財団電話リレーサービスのロゴ。

連載:「インタビューシリーズ:わたしはこう使う『電話リレーサービス』」とは

「電話リレーサービスってどう使うの?」に具体的におこたえするドキュメンタリーシリーズの第2弾です。

昨年度に引き続き、電話リレーサービスの活用事例に焦点をあて、日々の生活のなかで電話をどう使っているか、またそれにより訪れた変化などお伺いしました。 第2弾は、利用者本人だけでなく、その周辺にいる方々にもインタビューを実施しました。おひとりおひとりの「電話リレーサービス活用術」を是非ご覧ください。

その他のインタビューは以下のリンクよりご覧になれます。

電話リレーサービス用電話番号を取得するには

利用料金や登録方法について、詳しくは以下のリンクをご覧ください。
聴覚や発話に困難のある人へ:登録方法


SNS でシェア