「なくなった代理電話、新たに得たお守り」CODA・會田直人さんの場合
わたしはこう使う「電話リレーサービス」
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このインタビュー動画は、拡張音声解説版です。
動画では、利用者または関係者がインタビューを受けており、字幕と手話ワイプが付いています。
インタビューシリーズ:わたしたちはこう使う「電話リレーサービス」
「なくなった代理電話、新たに得たお守り」
CODA・會田直人さんの場合
オフィスビルのエントランスで、インタビューを受ける會田さん。
質問1:ご家族が登録したきっかけは?
電話を使う機会が両親ともにあったので、
登録をしたようです。
特に父はいろいろな活動をしていて、
例えば、デフバスケをやっているんですけど、
体育館の予約だとかに
電話リレーサービスを使ってやっているとききました。
質問2:ご家族はどのくらい利用していますか?
父は3年くらい使っているみたいで、
母の方はちょっと細かくはわからないですけど、
1年以上は使っていると思います。
質問3:生活に変化はありましたか?
子どもの頃は両親の電話のサポートをすることがよくあって、
それがいつも面倒くさいなと思ってました。
特に休みの時、おばあちゃんの家に行った帰りに
「着いたよ」と、報告をおばあちゃんにしていたんですけど、
それがいつも電話だったので、
兄と自分で、どちらが電話をするのかって、
お互い面倒くさくて押し付け合いになったり、
喧嘩になったりしたこともありましたね。
あとは両親が何かあって、急ぎの連絡をしたいという時に、
FAXだとどうしても遅いので、
電話をしたい空気を感じることがあったんですけど、
それがもうとにかく毎回面倒くさかったので、
特に反抗期の時とかは電話もしたくないですし、
自分の部屋に急いで逃げることもありました。
質問4:使い始めたときのご家族の反応は?
父は、今まで会社で連絡しないといけないことがあった時に、
同僚に電話を頼んでいたみたいなんですけど、
電話リレーサービスのおかげで
誰かに頼むことがなくなって、
すごく楽になったと嬉しそうに言っていました。
質問5:あなた自身あるいは周りで何か変化は?
自分の電話番号が勝手に
どこかに登録されることがなくなりましたし、
電話を頼まれるかもしれないというプレッシャーを
感じることもなくなったので、
それが一番大きいですね。
質問6:あなたたち家族にとって電話リレーサービスとは?
一番は、もう自分が電話をしなくていいって
思えるようになったことで、
かなり気持ちが楽になりました。
あとは、電話の押し付け合いとかで
家族の空気が悪くなるみたいなこともなくなって、
また、自分がいない時に、両親だけの時とかも
電話リレーサービスで緊急通報ができるので、
家族としてもかなり安心できますし、
電話リレーサービスの存在をお守りのように思ってます。
質問7:今後期待することは?
もっと社会全体に理解が進んでいて、
社会全体に受け入れられるようになってほしいと思います。
手話で、文字で、電話を通訳。電話リレーサービス。
日本財団電話リレーサービスのロゴ。
連載:「インタビューシリーズ:わたしはこう使う『電話リレーサービス』」とは
「電話リレーサービスってどう使うの?」に具体的におこたえするドキュメンタリーシリーズの第2弾です。
昨年度に引き続き、電話リレーサービスの活用事例に焦点をあて、日々の生活のなかで電話をどう使っているか、またそれにより訪れた変化などお伺いしました。 第2弾は、利用者本人だけでなく、その周辺にいる方々にもインタビューを実施しました。おひとりおひとりの「電話リレーサービス活用術」を是非ご覧ください。
その他のインタビューは以下のリンクよりご覧になれます。
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